15時発 夢の地下鉄汐里線

ハロヲタのための24のガヴォット第15番ニ短調

2009-07-31から1日間の記事一覧

秋桜(高橋愛)

薄紅のコスモスが 秋の日の 何気ない陽だまりに 揺れている この頃 涙もろくなった母が 庭先でひとつ 咳をする さきごろ発売された チャンプル1 の収録曲 夏のハロコンでもワンコーラスだけ披露されている。いわゆるスタンダードナンバーで オリジナルは1…

ほおずき(グレープ)

♪いくつかの水たまりを残して 梅雨が駆け抜けてしまえば しめった風の背中越しに 君の好きな夏が来ます あの日君にせがまれて でかけた小さなお祭り 綿菓子の味 アセチレンの光 君は赤いほおずきを買った 冒頭の いくつかの水たまり が昔の下町の舗装されて…

殺意のバカンス(本田美奈子)

♪気の済むよになさいと 細い指を 濡れた髪に まっ赤な マニキュア 殺意に似ているわ背景が歌の主張に全く結びつかないこれは既に故人となった本田美奈子のデビュー曲 あまり売れた記憶はないので知らない人がも多いかもなんかタイトルに バカンス がつく曲は…

庭先で咳をする母 はもはや背景ではない

歌の歌詞における 背景 というのは 聴く者に情景をあざやかに浮かび上がらせ 歌の主人公の感情をその上に描いていくための要素となる。1年ほど前に 阿久悠物語 が放送されたとき ”最近の歌には背景がない あなた と 私 しかうない” というような発言があった…