15時発 夢の地下鉄汐里線

ハロヲタのための24のガヴォット第15番ニ短調

赤ちょうちん(かぐや姫)


♪あの頃二人のアパートは裸電球まぶしくて
 貨物列車が通ると揺れた 


1974年に発売された4枚目のアルバム
”三階建ての詩”にも収録されていますが
1973年に大ヒットした 神田川 の次の
シングルとしても発売されました。
この2曲 似たような路線に聞こえますが
メンバーの意思ではないようです。
まわりで映画などのプロジェクトが動きはじめて
こういう内容ににせざるをえなかったらしいです。
音楽的には神田川にまさるとも劣らぬ名作で
むしろこちらのほうがよりフォークっぽいかもしれません
初心者でも簡単にコピーできる3フィンガーながら
音は澄んでいてしみじみと感動できるし共感できるはずです
ただ厭世的な歌詞を嫌う人もいるのも事実で批判もありました。


♪生きていることはただそれだけで
 悲しいことだと知りました。
 


そういう気分になることってあります
”生きてることはただそれだけで素晴らしいことだ”
と感じなきゃいけない ってのは正論ですが
ひたすら落ち込んで泣きたいときも人生にはたくさんあると思います。


ニ短調で似たような雰囲気の3フィンガーの曲としては
NSPの”一片の幸せ” や アリスの”秋止符” なんかもあります。