15時発 夢の地下鉄汐里線

ハロヲタのための24のガヴォット第15番ニ短調

青い果実(山口百恵)

erika00152008-07-12



♪あなたが望むなら 私何をされてもいいわ
 いけない娘だと 噂されてもいい
 恋した時に躯の隅で 別の私が 眼を覚ますの 
 大きな胸に抱きとめられて きれいな泪こぼすのよ 

過激な歌詞で話題を呼んだ山口百恵の2枚目のシングル
翌年の ひと夏の経験 も話題になりましたが
歌詞の過激さはこちらのほうが上でしょう

だって


何をされてもいい


ですから

あんなことや こんなことや
最悪 殺されてもいい ってことですもんね


1973年の新人賞レースは過去40年の中で
1番エキサイティングだったんじゃないでしょうか

まず1972年の11月にアグネスチャンが ”ひなげしの花” で
♪おっかのう〜え ひっなげし〜の は〜なで〜
という大変インパクトのある歌い方で飛び出し
2曲目 3曲目も大ヒットし 3曲目の ”草原の輝き”でノミネート
ほとんど独走態勢でした

桜田淳子山口百恵は春にそれぞれ 
”天使も夢見る”と”としごろ”でデビューしましたが
スター誕生 を見ていた人以外にはそれほど浸透せず
大きく水をあけられました

しかし山口百恵の2曲目として出たのが
この 青い果実 で
過激な歌詞が大いに話題になったものの
新人賞の5人のうちには入ることができず
3曲目の”わたしの青い鳥”がノミネートされた
桜田淳子が最優秀新人賞を獲得します

(1973年の新人賞レースについては 
http://d.hatena.ne.jp/shuyo/20080708 に)

山口百恵は結局この年の紅白歌合戦も落選
(出れば最年少記録だった)

1973年の紅白は美空ひばりも落選し
美空ひばり山口百恵の出ない紅白なんて・・・ 
と言われました。

この1973年ってのはオイルショックの年で
石油価格の上昇で物価が上がり
いろんなことがおきたんですよ

2008年もちょっと似てますね





そんでもって多くのハロプロ関連のブログで
6月1日に放映される 阿久悠物語 のことが話題になっていて
鈴木愛理桜田淳子役 
高橋愛新垣里沙ピンク・レディー役で出演するそうです


しかし ピンク・レディー って
確か結構身長ありましたよね
高橋も新垣も身長低いですから

ここはやじうめだろ って意見が多いですね

熊本の大御所
http://d.hatena.ne.jp/owarenai/20080709
をはじめ いろんな方がそういってますよ

この方もね
http://d.hatena.ne.jp/yama_kou/20080706

ただ はっちまんさん は

>やじうめでは スタイルが良すぎて
昭和レトロが出せない

とのことで
確かにピンク・レディーはもっと
足が太かったような記憶があります。
ただそのあたりはメイクや衣装で
なんとかなる範囲じゃないのかな
身長だけはどうしても再現できないと思うから

ピンク・レディー
中3トリオより数年後に活躍したので
てっきりそれより年下だと思ったら
年齢的にはむしろ上なんですね
当時の年齢が 
現在の 高橋・新垣 と同じくらいってことでしょうか
かなり老朽化してからデビューしたことになります
これだけ遅いアイドルデビューは 
wink くらいのものでしょうか



ピンク・レディーニ短調の曲というと 
”サウスポー”というのがありましたね
なんか奇抜な題材が多かったのを覚えています


話がそれてしまったけれど
阿久悠山口百恵に1曲も書かなかった 
というのは有名な話
これに関しては阿久悠がアンチ百恵だった
というよりは

山口百恵がアンチ阿久悠だった

といっても
山口百恵本人がプロデュースしていたわけではないでしょうから
正確には
山口百恵のスタッフがアンチ阿久悠だった 
というべきでしょう
しかしこのことは結果的に
その後の賞レースで百恵には不利に作用するわけです
新人賞を桜田淳子に阻まれた
(といってもノミネートされていないのだが)百恵は
数年後こんどは
レコード大賞をピンクレディに阻まれることになるわけです