魔鉱国興隆記
これは異世界のパラレルワールドに興隆した魔鉱国の歴史である。
ウラシル大陸の東の海上に浮かぶ島に
原子の中心に潜む 強い力 を解放する魔鉱炉 を建設し
果て無き夢を追い求めた者たちがいた
はるか昔 ウラシル大陸の南東部で
呉という国と越という国が争った。
破れた越の人々は海を渡りこの島に漂着した。
幸いにも気候は温暖で
冬季に大量の積雪があるものの農耕には適していた。
やがて彼らはここに 越 という国を建国した。
年月が流れ 越 はこの地で巨大な勢力になっていった。
そうなると必ず起こるのが権力闘争
越は内乱の末に 越前 越中 越後 の三国に分裂した。
三国の中で越後はことさらに雪が深く
たびたび大きな地殻変動に襲われた
そんな中 戦乱の続く越後で武勇の達人麻琴王が
越後の1群雄として頭角をあらわしてきた。
人相見: 麻琴王よ
そなたは治世においては能臣
乱世においては姦雄となろうぞ
麻琴王: 乱世の姦雄か それも良かろう
人相見: じゃがおぬしには武勇はあっても軍師がおらん
世界に8人しかいない苺畑の賢人を
1人でも配下に加えることができれば天下も取れるぞよ
麻琴王: その賢人とやらはどこにいるのだ
人相見: 確率分布から言えば1人くらい近くにおるじゃろうて
国の礎は治水工事から というわけで
麻琴王は越後一の特急河川しなの川に視察に出かけた
すると上流から大きなユリがどんぶらこ・・・・
ユリーネ: こらぁ 作者!
もっとましな登場の仕方を思いつかんかいっ
麻琴王: 読者への第1印象というのもあるので
そのあたりも考えたほうがいいかと・・・・
あとこの国ではカタカナの名前はマズいので
ユリーネ: どうせ青魏の矢口が勝手につけた名前だ 変えてもいいぞ
麻琴王: そうだな 友理奈 というのはどうかな
友理奈: いいお名前でございますわね
麻琴王: キャラまで変わったぞ
こうして 運命の出会い? は行われた
魔鉱国は自然災害の多い国であった。
地震 洪水 豪雪
さまざまな災害が人々を悩まし続けた。
友理奈: 魔鉱国は世界の中ではまだ小国
資源も乏しく国力も低い
こうした国が生き残るには
新しいエネルギー源が必要です
麻琴王: 新しいエネルギー源?
友理奈: 原子の中心に潜む強い力を引き出せれば
膨大なエネルギーが取り出せます
麻琴王: そんなことができるのか
友理奈: そのためには 地 水 火 風
の4つのクリスタルが必要です
4つのクリスタルを集めて
ニ短調の曲を歌えば
原子の中心が共振するはずです
麻琴王: ニ短調の曲?
麻琴王: で その4つのクリスタルはどこにあるのだ
友理奈: 土のエスカミリョーネ雅恵
水のカイナッツォ瞳
火のルビカンテあゆみ
風のバルバリシアめぐみ
のメロン四天王が持っています
麻琴王: その四天王とやらは強いのか
友理奈: 四天王というくらいですから強いです
しかし麻琴王が戦えば必ず勝ちます
麻琴王: なぜだ?
友理奈: 主人公だからです!
友理奈: さて四天王の攻略ですが
やはり順当に弱いほうからいくのがいいでしょう
土のスカルミリョーネは北海道にいます
北海道は越後以上に気候が寒冷で土地がやせており
人口が少ないので国力が低いはずです
麻琴王: 要するに越後以上に田舎 ということか
友理奈: 人口が少なければ兵も少ないのは自明の理
凡庸な将でも兵力に大差があれば勝つのは簡単
戦は何よりも兵の数です
麻琴王: 何か喧嘩を売っていないか?
友理奈: 事実を客観的に申し上げているだけです。
とにかく戦は兵の数 トリビアの泉はへぇの数です
こうして麻琴王と友理奈は2万5千の軍を率いて北海道に攻め込んだ
対するスカルミリョーネ軍は3千
友理奈:北の大地でみじめな青春を送る者たちに告ぐ
我々は完全に楽しんでいる
死んで冷たい土となるよりも
生きて風俗を楽しもうではないか
結局戦わずして勝負はついた
麻琴王: なんだと
友理奈: 奴は変身能力があるので
身近な人間に化けていることが多いのです
麻琴王: よくわかったな なぜだ
友理奈: 本物より質量が大きいので
空間のゆがみかたが違うのです
麻琴王: 戦闘能力や知力も本物より上だから
しばらくこのことは秘密にしておいたほうが良くはないか
友理奈: 本物はどこに
麻琴王: たんすに冷凍保存してある
友理奈: 次は 風のバルバリシアめぐみ
結構強敵なので
竜騎士のバカインを見方につけよう
麻琴王: そんなに簡単に味方になるかな
友理奈: 大丈夫 バカイン ってくらいだから頭が弱い
麻琴王: バカインは今どこに
友理奈: スキーシーズンだから
野沢温泉で
客を運ぶバイトをしてるやろ
麻琴王: なるほど
友理奈: すぐに話をつけてくる
友理奈: 仙台にいる風のバルバリシアめぐみを倒すのを手伝ってほしい
バカイン: えー 強いんだろ やだよー
友理奈: 風俗1日無料券でどうだ
バカイン: 行く
麻琴王(偽)と友理奈はバカインとともに仙台に攻め込んだ
バルバリシアめぐみ: 飛んで風に入る冬のバカインだな
バカイン: 威勢ののいいのも最初のうちだけだろ そらジャンプだぁ
バカインのこうげき
めぐみの眼鏡が割れた
バルバリシアめぐみ: うっ 何も見えない
こうして勝負はあっけなくついた。
麻琴王: 長期戦になりそうだから
回復役に白魔導師 エローザ を連れて行くか
友理奈: 関東へは険しい山越え
長期戦では兵糧がもちません
麻琴王: ならば召還師 ゲリディア にリヴァイアサンを召還させて・・
友理奈: 近頃は労働基準法があるので
深夜の戦闘にゲリディアは使えません
麻琴王: ならどうすれば
友理奈: 策があります
兵も3千で充分です
こうして精鋭3千の兵を率いて
関東に攻め込んだ
ルビカンテあゆみ: 遠路はるばるご苦労だったな
まずはHPを全回復してやろう
友理奈: 何してんのう
ルビカンテあゆみ は凍りついた
友理奈: 1番楽な相手だったな
あれ?
麻琴王も凍りついていた
仕方ない 今日から私がこの国の女王だ
こうして1つの王国が滅亡した。
豪華二本立てでいきましょう
魏の傭兵学校に 勝田里奈 という武将がいた。
学問・芸術にすぐれた才能を発揮し
武術はとりわけ秀でていた。
しかし傭兵学校の教官の評価は低く
実戦に派遣されることはほとんどなかった。
武将として天下に名を残すには実戦
こんなところにいてはいけない
そう決意した里奈は戦場へと旅立った。
2人の武将があらわれた
夏候淵:お待ちしておりました。魏の武将 夏候淵 と申します。
夏候淳:同じく 夏候淳 と申します。
夏焼雅:魏の女王様 夏焼雅 と申します。
里奈:ちょっと どうしてここに先輩がいるのよ
夏焼雅:夏 つながりです。
赤兎馬に乗った関羽があらわれた
関羽:我こそは蜀の武将関羽雲長なり、
誰か一騎打ちするものはおらぬか
里奈:その一騎打ち 受けた
関羽:うりゃ~~~~っ
里奈:バサッ
関羽は赤兎馬ごとまっぷたつになった
里奈:関羽って弱いんだね
夏候淵:あなたが強すぎるんです
夏候淳:勝田が勝った
夏焼雅:夏候淳さま そのギャグは ゆうかりん級 ですよ
夏まゆみ:決めのポーズがなっとら~ん
里奈:あ~あ 夏つながり で いや~な予感はしたんだよ
夏焼雅:とりあえず名目上の君主である曹操に会ってやってください