15時発 夢の地下鉄汐里線

ハロヲタのための24のガヴォット第15番ニ短調

庭先で咳をする母 はもはや背景ではない

歌の歌詞における 背景 というのは
聴く者に情景をあざやかに浮かび上がらせ
歌の主人公の感情をその上に描いていくための要素となる。

1年ほど前に 阿久悠物語 が放送されたとき
”最近の歌には背景がない あなた と 私 しかうない”
というような発言があったような記憶があるが
1970年代の歌にはとりわけ背景が見事に描かれていた。